環境測定
当社では、リサイクルラインにおいて排出した廃水に水処理を施し浄化した後、公共下水へ放流しています。毎月外部の分析機関による放流水の水質分析を実施し、対象物質が常に規制値未満であることを確認しています。
また、定期的に大気・臭気の測定も実施しています。
環境測定対象
項目 | 基準値 | 対象法規 | 対策 | モニタリング計画排水 |
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排
水 | ph(水素イオン濃度) | 5.0~9.0 | 水質汚濁防止法
および、寝屋川市
下水道条例 | 洗浄工程で使用した排水を水処理設備にて浄化し、基準値以下に浄化された排水を公共下水に放流します。
浄化後、3分の1は放流し、3分の2は循環水として再利用します。
排水処理方式は、活性汚泥方式を使用しています。 | 月一度外部機関へ委託調査を行い、規制基準に適合しているか検査する予定です。
また、その他自主的な検査も日常点検として行う予定です。 |
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bod
(生物化学酸素要求量) | 600mg/l |
ss(浮遊物質量) | 600mg/l |
n-hex(鉱油)
※ノルマルヘキサン
抽出物質 | 5mg/l |
n-hex(動植物油)
※ノルマルヘキサン
抽出物質 | 30mg/l |
大
気 | 粉じん | 右記法規に基づく | 大気汚染防止法 | 破砕機をカバーで覆うなどの対策を施しています。 | 必要時にモニタリングを実施します。 |
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騒
音 | 騒音(敷地境界) | 右記法規に基づく | 騒音規制法 | 壁面部材にALC(高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリート)、破砕機を地下ピットに敷設する他防音カバーで覆うなどの対策を施しています。 | 年一度外部機関へ委託調査を行い、規制基準に適合しているか検査する予定です。 |
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振
動 | 振動(敷地境界) | 右記法規に基づく | 振動規制法 | 生活環境アセスメントを実施し、基準値をクリアしています。 |
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土
壌 | 重金属 | 右記法規に基づく | 土壌汚染対策法 | 土木工事開始前に、表層土壌調査を実施しております。調査地点すべてにおいて、基準値をクリアしています。 | 土地の改変時や事業終了時には調査を行う予定です。 |
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vocs | 右記法規に基づく |
残
さ | マニフェスト管理 | n/a | 廃棄物処理法 | 残渣処理は、許可を受けた廃棄物処理企業に委託し、マニュフェスト(管理票)の交付を受けます。 | a、b2、d、e票を5年間保存の義務があり、それに従って書類の保存を行います。 |
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排水用語説明
BOD
(生物化学酸素要求量,
Biochemical Oxygen
Demand) | 水中に存在する有機物のうち、微生物が分解できる量を示す。微生物が有機物を分解する時に消費する酸素量を数値化したものです。排水処理の性能を評価したり、河川の水質を評価する時に使用されます。数値が多いほど有機物が多く、水質汚濁が進んでいることを示しています。 |
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PH
(ペーハー、ピーエイチ) | 0~14の範囲の数値で表わされ、真ん中の7付近が中性、7より低ければ酸性、7より高ければアルカリ性となります。pH値が 1
違うと水素イオン濃度は10倍となります。二酸化炭素の飽和水溶液のpH5.6以下の雨を酸性雨といいます。 |
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N-hex、ノルマルヘキサン
(油分) | 排水中に含まれている汚濁物質としての〈油(鉱物油・動植物油)の量〉を調べるために、溶媒を使って油を排出します。この溶媒の名前をノルマルヘキサンといいます。 |
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SS
(浮遊物質, suspended solid) | 空気中の浮遊物質を粉塵・煤煙と言うのに対して、水中の〈浮遊物質〉のことで、濁りの原因です。 SSが沈殿したものが「ヘドロ」です。
浮遊物質とは、〈水に溶けない物質〉のことで、水を濁らす原因となり、浮遊物質の濃度が高くなると生息生物に影響を与えます。 |
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化学的酸素要求量(COD) | 水中の有機物を酸化剤で酸化するのに消費される酸素の量で、水質汚濁の指標の1つとなっており、湖沼・海域で環境基準値が定められています。単位はppmまたはmg/l。この値が大きいほど水中の有機物は多いことになり、汚濁の程度も大きい傾向があります。酸化剤には過マンガン酸カリや重クロム酸カリを使います。 |
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